いざ!日本へ 移動編2
羽田空港で働いている方々はなんて、上品で美しい人ばかりなのか。
加えて、丁寧な応対と蔓延の笑み。これぞ!我が母国日本😂ゲートでも子供連れの私への気遣いに感動していた。
飛行機に無事乗り、最後のフライトに安堵しながらコーヒーを頂く。
チビはシートベルトをしたまままた寝てくれた。
まもなく故郷に到着する。上空から見る故郷に感無量になっていると、異常事態発生!
着陸態勢でシートベルト着用サインが出た時、チビは耳が痛くなり、目を覚まして抱っこぉ〜とギャン泣きし始めた。
すると、若いが中堅ポジションであろう客室乗務員が、血相を変えてドカドカとやってきて「お子様にシートベルト着用させて下さらないと着陸できません!」とぴしゃり。
あぁ、私の麗しい国内客室乗務員のイメージが音を立てて崩れた瞬間。。
そして、笑いもせず、チビにも冷たく「シートベルトしようね」て。。。いったところで通じないでしょ。痛いって訴えてるんだから。
しかし、ガンとして引かない客室乗務員が目の前に仁王立ち。私も何度もシートベルトをつけようと思っても、火が付いたみたくギャン泣きで「ママ、痛い!抱っこ、抱っこ」と膝の上に上がってくる。
冷たい上から見下ろす客室乗務員の目。あのね、子供は痛いのよりもう、仁王立ちしたあんたが怖いの!
すると見知らぬ人が、お母さんが抱っこしてても着陸できるだろう。あんなに痛いって泣いているのに可哀そうだと言ってくれたのが聞こえてきた。
私はその仁王立ちに、
「無理矢理シートベルトさせますが、きっと着陸まで泣き叫びます。機嫌を隣の席であやす事は出来ますが、痛みは私の膝の上でないとあやせませんから」と、キッパリ言った。
コソコソと同僚と話した仁王立ち客室乗務員が戻ってきて、膨れた顔で「今回だけは機長の許可を取りましたので抱っこしたままでよいです」と言いはなした。
機長といつ、コンタクト取ったんかい!
それより、あなたこそシートベルトして席につかんかい!もう、かなり下がってるよ!と、言いたいところをグッと抑えた。
海外の飛行機会社なら、客室乗務員も子供をあやしてシートベルトさせるのも上手なんだよね。
散々泣き叫んでいたのに、仁王立ちが去り、膝に抱っこするとピタッと泣き止んだチビ。おしゃぶりを口に咥えて上機嫌になった。
お耳の痛みはおしゃぶりよ!あんなに泣き叫んでいる口には入れられないの。まずは子供を抱きしめないとね。
最後は耳の痛みと怖かった事と怒られている事を「痛いよ〜」ひとつに要約して泣き叫んでいたようだ(笑)
暫くすると、自分の席に戻ったチビ(訳わからん)
チビとの飛行機の旅出発編は上出来でした。